古き良き時代

2005年5月2日
過去の日記を整理しつつ、見直していました。
日付は三月十八日。
終業式の日のことです。

柄にもなく泣いた自分を思い出し、自分の気持ちを切実に綴ったあの日。
悲しみと期待の入り交じった日。
あの日、僕は穏やかな気持ちで書き綴りました。
それを読み返すとどうでしょう。
頭の中で昨年の出来事がフラッシュバックされました。
そしてあの伴奏を、蒲公英のあのピアノでの前奏を無性に聞きたくなりました。
あのメロディーが流れ出しました。
すると同時に目の奥が熱くなりました。
一言一言を噛み締め、それでいて曲全体の醸し出す雰囲気に浸りました。
声にならぬ声が自然と口から溢れました。
歌詞のところどころを忘れていました。
月日の流れを感じさせます。
終盤のサビが終わり、一気に静かになります。
静かに、それいて落ち着いていて、ですが気持ちがこもっている。
音が消え、静寂が訪れました。
ふと我に返ると涙が頬を濡らしていました。

過去ばかりを見て生きてはいけません。
過ぎ去ったものは戻ってこないからです。
しかし良き思い出として振り返るのなら良いのではないでしょうか。
自然とこぼれ落ちる涙。
それだけ大きな存在だったのでしょう。
今一度噛み締めます。
有り難う御座いました。

 
今年も同じ言葉を言えるだろうか。

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