夢、そしてリアル
2005年5月8日久しく真剣に書かせて頂く。
過去の日記の整理をした。
と同時に、過去を振り返ってみた。
日付、8/11〜8/13。
大阪市大会の三日間。
あの灼熱の太陽が降り注ぐ下で泳ぎ続けた40日間の集大成。
お祭り、されど真剣。
学校と学校の勝負。
意地と意地、プライドとプライドのぶつかり合い。
あのドームに集まった何百人という人々の数だけ物語が誕生した、あの日。
僕の中にもひとつの物語が生まれた。
現実の儚さを思い知らされ、絶望の淵で泳いだ。
一年間積み上げた誇りがなぎ倒された。
夢が・・・崩れ落ちた。
「オレの夢は全国大会に出場することです」
胸を張って言いふらしていた一年前。
自分の愚かさに気づいた。
一年間、頑張った・・・つもりだった。
だが成果は何ひとつ見えてこなかった。
自信に満ちあふれながら真っ直ぐ見つめた表彰台。
横目でしかみることができなかった。
あれだけ広く、そして高く思えたあの「1」と刻字された台が、いやにちっぽけに思えた。
両隣に並んだふたつの台と、さして違いなく見えた。
こんなちっぽけな市大会で、何を思い、そして胸に掲げていたのだろうか。
夢にまで出てきた。
掲示板に写ったタイム。
1分8秒台・・・。
全国大会出場権を得た。
自分の目が信じられなかった。
歓声をあげた。
高々と両手の拳を天に突き上げ、荒い呼吸も気にせず叫んだ。
プールからあがり、記録係に挨拶をし、アップ・ダウンプールへと飛び込んだ。
全身の力が抜けた。
重力に身を任せ、沈んでいった。
ゴーグルのなかに水が溜まっていた。
泣いていた。
周りなど気にせず泣いた。
嗚咽を漏らし、泣いた。
実感した。
夢を果たした。
全国大会へ出場できる。
何故か自分の存在を認めて貰った気がした。
そこで目が覚めた。
一瞬夢と現実の境界が分からなくなった。
そして夢だと気づいた。
大きく息を吸った。
「夢か・・・」
落胆した。
あの夢が現実ならどれほど良かったか。
そのあと帰り道で交通事故にあって死んだとして悔いはなかったと思う。
それぐらい嬉しかった。
夢、そしてリアル。
叶えることはできるだかろうか。
考えれば考える程不安になった。
焦った。
今すぐにでも泳ぎたい。
鼓動が激しくなった。
さらに不安が積もった。
あと二日。
あと二日で練習が始まる。
夏へ、そして夢へ向けての練習が始まる。
さぁ最終章の開幕だ!!
過去の日記の整理をした。
と同時に、過去を振り返ってみた。
日付、8/11〜8/13。
大阪市大会の三日間。
あの灼熱の太陽が降り注ぐ下で泳ぎ続けた40日間の集大成。
お祭り、されど真剣。
学校と学校の勝負。
意地と意地、プライドとプライドのぶつかり合い。
あのドームに集まった何百人という人々の数だけ物語が誕生した、あの日。
僕の中にもひとつの物語が生まれた。
現実の儚さを思い知らされ、絶望の淵で泳いだ。
一年間積み上げた誇りがなぎ倒された。
夢が・・・崩れ落ちた。
「オレの夢は全国大会に出場することです」
胸を張って言いふらしていた一年前。
自分の愚かさに気づいた。
一年間、頑張った・・・つもりだった。
だが成果は何ひとつ見えてこなかった。
自信に満ちあふれながら真っ直ぐ見つめた表彰台。
横目でしかみることができなかった。
あれだけ広く、そして高く思えたあの「1」と刻字された台が、いやにちっぽけに思えた。
両隣に並んだふたつの台と、さして違いなく見えた。
こんなちっぽけな市大会で、何を思い、そして胸に掲げていたのだろうか。
夢にまで出てきた。
掲示板に写ったタイム。
1分8秒台・・・。
全国大会出場権を得た。
自分の目が信じられなかった。
歓声をあげた。
高々と両手の拳を天に突き上げ、荒い呼吸も気にせず叫んだ。
プールからあがり、記録係に挨拶をし、アップ・ダウンプールへと飛び込んだ。
全身の力が抜けた。
重力に身を任せ、沈んでいった。
ゴーグルのなかに水が溜まっていた。
泣いていた。
周りなど気にせず泣いた。
嗚咽を漏らし、泣いた。
実感した。
夢を果たした。
全国大会へ出場できる。
何故か自分の存在を認めて貰った気がした。
そこで目が覚めた。
一瞬夢と現実の境界が分からなくなった。
そして夢だと気づいた。
大きく息を吸った。
「夢か・・・」
落胆した。
あの夢が現実ならどれほど良かったか。
そのあと帰り道で交通事故にあって死んだとして悔いはなかったと思う。
それぐらい嬉しかった。
夢、そしてリアル。
叶えることはできるだかろうか。
考えれば考える程不安になった。
焦った。
今すぐにでも泳ぎたい。
鼓動が激しくなった。
さらに不安が積もった。
あと二日。
あと二日で練習が始まる。
夏へ、そして夢へ向けての練習が始まる。
さぁ最終章の開幕だ!!
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