集会のとき言われました。
それは考え事してるときです。
特に悪い方のこと。
テンション下がり続ける前の兆候です。

放課後。
D組の某友人を待っていました。
三階と四階の間の窓辺でです。
ふと顔を出して覗いてみました。
藤の葉が生い茂り、見事な藤棚ができあがっていました。
ホント憩いの場ってカンジです。
ガヤガヤと楽しそうな声が耳に入ってきました。
鳥の鳴き声がし、左上を見上げると、マイクの中から勢いよく飛び立つ鳥の姿が見えました。
こんなところでも巣を作っているんですね。
遠目に定期的に通る環状線の走るようす垣間見ながら、誰もいない静かなグリーンコート。
ちょっと横をみてみると、二人の少年がビオトープを仲良そうに散歩していました。
いいですね。
そのまま真下を見つめていました。
「ここから落ちたらどうなるだろう・・・」
階段を上り下りする生徒がいました。
「誰かが急に背中を押して、落ちたら・・・?」
他人を絡ませること。
今考えれば人のせいにする傾向にあるんでしょうね。
「下半身不随?どうなる・・・この時期にそんなんなったら死んだもどうぜんやな。夏も始まる前に指加えて車いす生活か。悔しい。悲しい。恐ろしい。残念。どれもピンとこん。ホンマどないなってまうんやろ・・・突き落とした奴恨む?殺す?そんなもんじゃすまへんな。どないしてまうんやろ・・・」
窓から身を乗り出して、ジーと考えこんでいました。
端から見るとさぞ変な人にみえたことでしょう。
「ならいっそのこと落ちてみる?できるか?んなこと」
どう考えても無理。結局そんな勇気もない。意気地なし。考えるだけ考えて人のせいにして、バカみたい。
鼻の奥がツンとしてきたので、もう考えるのは止めにしました。
Dの終礼も終わった様子で、自然と笑みを作っている自分がいました。
仮面を作るのも上手くなったのかな。
態度からか、でも付き合いの長い友人は見破っていたようで、気遣ってくれました。
感謝です。
その後は環状線一周旅行して、楽しく笑っていました。
やはり楽しいです。
楽しいんです。
私鉄の方に乗り換えてふぅ、と気が抜けると、いつの間にか眠り込んでいたようです。
随分と長い間眠っていたようで、気持ちよかったです。
昼過ぎの電車は心地よいですね。
無心に寝ることができました。

 
余計辛くなると分かっていながら同じことを繰り返す。
そんなことも考えてました。

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