一年越し

試合がありました。
「しょせん府予選やん」「楽にいこ〜、ヨユーの一位やし〜」………世の中そんなにあまいもんじゃありませんでした。
出場個人種目、200M平泳ぎ（以後200BR）。
現地に着き、「センターコースやろーな」と思いつつプログラムをみると…なんと僕の名前があると思っていたコースには別の人の名が…。
僕は3コースでした。全部で8コースだったので、4コースがセンターで2番目が5コース、僕の3コースは全体でみると3位の位置に。
4・5コースの二人の名には見覚えが……そう、二人とも全国選手なんです。
二人の会話を聞いてると次元が違う。
「今度の国体予選でる？」「もち」
「近中でる？」「ん〜多分だるいからでーへん」…近中とは近畿大会のこと。水泳では府大会で全国大会の制限タイムを切っておけば、近畿大会への参加は自由になるのです。
まったく…ビビってばっかりでした。

僕は200BRを泳ぐ前に、朝一で400Mメドレーリレーの中の100M平泳ぎを泳いでいたので、もぅ200BRは「制限切るぐらいでいいかなー」と思っていました。
でもせっかく隣に全国選手がいるのだから、「ガンバろう」という気になりました。
…………ガンバるといっても、全力を尽くしたわけではありませんが、やはりその二人には置いていかれました。
さすが全国選手。恐ろしや。アッパレ！

そして今日の一番の注目した種目は100BR。
僕は出場しませんでしたが、知っている一年がいて、「そいつがどのくらいで泳ぐんやろー」などと思いながら見ていました。
すると…前半33.8s。後半37.5s。計1m11.3sとのこと。
速過ぎます。
全中の制限タイムが1m9.8s、これはあくまでも長水路でのタイムです。今日は短水路での試合。
だからといって一年で、11sは速過ぎます。
僕の今日のリレーでの100BRのタイムが1m13sでした。
負けたんですね…正式ではありませんが。
先生は「一年に一人ぐらいはそんなやつおるって」と言っていましたが、その一年の彼と比べ、去年までは僕の方が速かったんです。
ヤッパリショックでした。

とある子が「自主的に朝練せーへん？」みたいな話を持ちかけてきました。彼は今日の成績がいまいちだったので、彼なりにガンバるつもりのようです。
僕も冬からは自主練をするつもりだったので、少し早いですが、一緒につき合わせてもらいます。
頑張って来年は近中、そして全中に出場し念願の夢を果たそう!!