嗚呼、青春の日々
2005年11月26日ほぼ初めてに近い形で一通り通すことができました。
正直な感想が「これで『トリ』を飾って良いのか」というところ。
気を引き締めるということで、辛口でいきます。
まず一番気になるのが物語の展開。
2、3時間のミュージカルを30分程度でまとめるということ自体無理があるわけですが、それにしても初めて観る観客に果たしてストーリーは伝わるのでしょうか。
ちょうど我々の親の年代にはとても馴染みのある話らしいので良いのですが、生徒たちは名前さえも聞いたことがないでしょう。
その中でまず物語の展開を伝える。
そしてその物語に秘められたモノを伝えなければならない。
現代版ロミオとジュリエットと呼ばれるこの物語。
「愛したくても、愛せない。自分たちの身分がそれを許さない」
許されない愛が故に起こる切ない事件。
それを如何に伝えるのか、それが劇としての意義。
そうじゃなかったらこんなストーリー選んだ意味がなくなる。
そのためにある台詞の数々なのに、その中にはそれを伺わせる言葉なんてこれっぽちも存在しない。
あれやこれやと改善を加え、今でこそそう匂わせる言葉はあるけれど、台本が出来上がった当初なんて、それを演じるキャストたち自身さえ意味を把握できずにいた。
さらにそれを変えていくためには必須である、練習。
元々ノリというものが存在しないクラスです。
本番一週間前まで練習と言える練習をしてこれませんでした。
一度練習を始めたとしても、そこには「まとまり」が存在せず、あっちで遊び、こっちで喋り、そら誰がいない、台詞を覚えていない、そんなことを繰り返していました。
けれどそれをまとめようとする者も居らず、結局全員が全員やってることは同じでした。
もちろん個々では心の内で焦りを感じていたのでしょう。
けれど実感がないんですもんね。
それが行動となって表れたのが、そう一週間前。
やっと「練習」と呼べるものが始まりました。
一度やる気になれば止まることのないのが附中生です。
改善に改善を加え、手間の混んだものに仕上げていきました。
それらを形としてみることができたのは、そう今日が初めてです。
嗚呼、これなら伝わるかもしれない。
主役の二人は本当に演技が上手い。
まだ躊躇しているところも在りますが、明日の本番では出し切ってくれることでしょう。
残る課題はラストシーンでしょうか。
時間がおしているのは承知ですが、ラストですよ、しっかりとタメをつくって欲しいものです。
「泣く」とか「せつない」とか、そんなもの伝わらないと思います。
ラストのワンシーン、呆気ない終わり方です。
でも何かそこにはある筈です。
その何かを観客の皆さんが見付けられたとしたら、C組としての劇に意義は在ったのでしょう。
さて、頑張りますか。
正直な感想が「これで『トリ』を飾って良いのか」というところ。
気を引き締めるということで、辛口でいきます。
まず一番気になるのが物語の展開。
2、3時間のミュージカルを30分程度でまとめるということ自体無理があるわけですが、それにしても初めて観る観客に果たしてストーリーは伝わるのでしょうか。
ちょうど我々の親の年代にはとても馴染みのある話らしいので良いのですが、生徒たちは名前さえも聞いたことがないでしょう。
その中でまず物語の展開を伝える。
そしてその物語に秘められたモノを伝えなければならない。
現代版ロミオとジュリエットと呼ばれるこの物語。
「愛したくても、愛せない。自分たちの身分がそれを許さない」
許されない愛が故に起こる切ない事件。
それを如何に伝えるのか、それが劇としての意義。
そうじゃなかったらこんなストーリー選んだ意味がなくなる。
そのためにある台詞の数々なのに、その中にはそれを伺わせる言葉なんてこれっぽちも存在しない。
あれやこれやと改善を加え、今でこそそう匂わせる言葉はあるけれど、台本が出来上がった当初なんて、それを演じるキャストたち自身さえ意味を把握できずにいた。
さらにそれを変えていくためには必須である、練習。
元々ノリというものが存在しないクラスです。
本番一週間前まで練習と言える練習をしてこれませんでした。
一度練習を始めたとしても、そこには「まとまり」が存在せず、あっちで遊び、こっちで喋り、そら誰がいない、台詞を覚えていない、そんなことを繰り返していました。
けれどそれをまとめようとする者も居らず、結局全員が全員やってることは同じでした。
もちろん個々では心の内で焦りを感じていたのでしょう。
けれど実感がないんですもんね。
それが行動となって表れたのが、そう一週間前。
やっと「練習」と呼べるものが始まりました。
一度やる気になれば止まることのないのが附中生です。
改善に改善を加え、手間の混んだものに仕上げていきました。
それらを形としてみることができたのは、そう今日が初めてです。
嗚呼、これなら伝わるかもしれない。
主役の二人は本当に演技が上手い。
まだ躊躇しているところも在りますが、明日の本番では出し切ってくれることでしょう。
残る課題はラストシーンでしょうか。
時間がおしているのは承知ですが、ラストですよ、しっかりとタメをつくって欲しいものです。
「泣く」とか「せつない」とか、そんなもの伝わらないと思います。
ラストのワンシーン、呆気ない終わり方です。
でも何かそこにはある筈です。
その何かを観客の皆さんが見付けられたとしたら、C組としての劇に意義は在ったのでしょう。
さて、頑張りますか。
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